じゆうちょう

なんでもかくブログ

発達障害として生きると決めたらしたほうがいい2つのこと

筆者は「広汎性発達障害」である。発達障害にも分類があり、筆者は「ADHD」と「ASD」である。ASDはあまり聞きなれないと思うが、俗に行う「自閉症スペクトラム」いわゆる「アスペルガー」である。

筆者の障害は大人になってから発覚したもので、障害者手帳の申請などは自分で行った。障害者が生きやすくなる制度は数多くあるが、基本的に医者は教えてくれない。誰か一人でも発達障害当事者がこの記事を読んで「こんな制度があるのか」と知ってもらえたらいいな、と思う。

さて、本題に移ろう。今回紹介するのは「自分が障害者だと分かって」それを受け入れた人向けの制度である。障害者だと診断されても、健常者と同じように生きたいと考えて敢えて障害者手帳を取得しない人もいると思う。それはそれで一つの生き方だ。

 

発達障害として生きると決めたらしたほうがいい2つのこと

自立支援医療の申し込みをする

そもそもどんな制度なの?というところだが、ざっくり言うと「精神科通院費と処方薬がメッチャ安くなる」制度である。一般的な健康保険に加入していた場合、医療費は通常3割負担になるが、自立支援医療制度を利用すると精神科にかかる費用は1割負担で済む。そのくらい、と思うかもしれないが飲み続けるとなるとバカにならない。ADHDの薬である「ストラテラ」は40mgになると1カプセルあたり約460円だ。もうバカみたいに高い。筆者はこの制度を知らずに約1年間3割負担をし続けた。早めに申し込むべき制度だ。

 

障害者手帳を取得する

こちらは耳なじみのある制度だと思う。では手帳を取得したところで何がお得なの?というところだが、「住民税などの税金が安くなる」「障害者雇用での就職ができる」「美術館などの施設の割引がある」の3点が大きなところだと思う。自治体によっては路線バスの乗車が無料になるなどの利点がある。自分の障害を受け入れることができたら取得して損はないのではないかと思う。

 

※おまけ

上記の2つに加えて「障害者年金」の受給を検討する人も多いと思う。ただ、障害者手帳の取得と比べ、発達障害での年金受給は基準が厳しい。自力で申請しても通らない場合が多いので、社労士に依頼するのも一つの手である。